メリークリスマス!アイシングクッキー

古川美穂さん

古川美穂さん(28)を訪ねました。美穂さんは江府町内にある東祥寺住職の娘さん。町内の小中学校を卒業し、米子北高、美作大学に進学し栄養士の資格を取得しました。今は町内にある介護老人保健施設あやめに栄養士として勤務しながら、アイシングクッキーを作っています。若い女性のほとんどがふるさとを離れます。美穂さんも就職のためいったんふるさとを離れます。しかしその後にUターンの道を選んだ美穂さんは珍しい存在と言えます。その思い、仕事の様子などをお聞きしました。

帰ろうと思った

大学を卒業し、大阪で就職しました。給食を作る委託会社やスポーツジムで栄養士として働きました。忙しい毎日の2年間を過ごしましたが、都会での生活で病んでいる人も多く、深く考えさせられる毎日でもありました。ふるさとが好きだ。栄養士としてふるさとに帰ってこいとの話もいただき、帰ろうと決意しました。先祖がつないできたお寺の住職の仕事は、弟が引き継ぐため、私は、いずれは家を出ないといけないのですが、しかし、ふるさとでおだやかに過ごしたいと思っています。

食事が美味しいよ

介護老人保健施設あやめに勤め5年目を迎えます。80人収容の施設で高齢者の食事や栄養の内容を検討しています。裏方の仕事ですが、食べなかった人が食べるようになるとうれしさが込みあげてきます。食事が美味しいよと言われることもすごくうれしいです。

アイシングクッキー

アイシングクッキーを作っています。独学でアイシングクッキーの作り方を習得しました。これなら私にもできると思ったからです。去年の10月にアイシングクッキーを作る工房をオープンしました。保健所から菓子製造業の営業許可をいただき、親戚の空き家を使ってクッキーを作っています。アイシングクッキーとはクッキーを作り、その上に色のついた砂糖で絵を重ねて書いてゆくものです。クッキーは食べることが目的ではなく、観賞のため飾る人や写真を撮ってインスタグラムで配信する人が多いです。インスタグラムを通してオーダーがあり、全国へと発送しています。1か月に40件のオーダーをいただけるようになりました。1つのクッキーに絵を書きあげるのに2~3日はかかります。いずれは17夜や道の駅奥大山でも売れるようになるといいなと考えています。ふるさと納税でもとり上げてほしいです。これからはクッキー教室やカフェなど一緒にできたらいいなと夢を膨らませています。

美穂さんのアイシングクッキー作品

美穂さんの製作動画(インスタグラム)

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