スマイルプロジェクト

梅林徹さん(35)

人口減少社会を迎え、地方公務員も少数精鋭の時代を迎え、一人3役をこなすことが求められます。江府町役場総務課に勤務する梅林徹さんはまさにそんな存在の方です。黒子に徹する地方公務員もいいですが、彼ら地方公務員が前面に出た働き方が模索される時代となりました。梅林さんはその先頭を歩む公務員です。地域で働く公務員の姿を住民のみなさんに知ってもらうことが重要と考えインタビューに臨みました。

町報のデザインが最近オシャレになった

梅林徹さんは米子西高校を卒業し、島根大学に進学しました。大学では心理学を学び、鳥取銀行に就職しました。29歳の時に二人目の子どもが生まれました。奥さんは私の実家に戻り子どもを産むこととなり、私は松江市に一人取り残されることとなってしまいました。このまま銀行員として生きる道もありましたが、家族みんなで生きたほうが楽しいのではないかと考え、地方公務員に転職しました。江府町役場では小さな拠点、俣野ふれあい学舎などの日本財団の仕事に携わりました。今はホームページ等の情報窓口も担当しています。また、町報の取材、編集、デザインなどの一連の仕事を委託せずに自分自身で行っています。町報のデザインが最近オシャレになったと皆さんから言われうれしいです。町報のレベルをもっと上げたいと日夜奮闘しています。

一人3役で可能性が広がる公務員

江府町は人口が少なくなってきています。しかし、マンパワーは必要です。どうカバーするのかを考えてゆかないといけません。地方公務員は副業が認められました。町報は3役、4役の任務ですが、これからは、新しいビジネスの掘り起こしや複合的な職能をこなせる能力が公務員に求められます。裏方に徹するだけではなくもっと前面の表舞台で働くことも求められると思います。新しい公務員像にチャレンジしてゆきたいです。その延長線上にある地域のために貢献できる新たな仕事ができたらと考えています。

町報こうふ

スマイルプロジェクト

コロナ禍で町内のイベントや行事が軒並み中止や延期に追い込まれています。小学校や中学校も臨時休校となりました。交流機会が少なくなり閉塞感が漂っています。この閉塞感を軽減するために江府町在住の方々を表紙に登場願おうと考え、町民のみなさんから笑顔の写真を募集しました。スマイルプロジェクトと言っています。みなさんが元気で健やかに暮らせることを願っています。

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