ここで必要とされているのはありがたいこと

道の駅奥大山で働く片岡薫哉さん(35歳)を訪ねました。クニヤ君は天才肌。普通の人ができないことをいとも簡単に成し遂げる。普通の人ができることはできない。私に似ていて彼のことがよくわかります。勉強ができる、できないとか、能力の高い、低いとかに関係なく、誰もが優しく受け入れてもらえる社会を作らないといけません。クニヤ君は江府町に居場所を見つけましたね。(斉藤)

江府町は暮らしやすい。

片岡薫哉さんは東京都清瀬市出身。東京で携帯電話販売の会社で働いていました。そのころ、地域おこし協力隊に興味を持ち、新潟県や長野県の市町村に応募しましたが、何かピンとくるものがなく、その地域への移住はしませんでした。3回目に応募したのが、鳥取県江府町でした。江府町の地域おこし協力隊の3年間は、地元の農業組合法人で農業に従事しました。協力隊員を卒業し、NPO法人の立ち上げ、公営塾の支援、特養での勤務を経験し、3年前に道の駅奥大山に就職しました。江府町は暮らしやすい、いいところですね。

調べるのが得意です。

都会は人が多いです。通勤電車の中で人がギュウギュウ詰めで好きにはなれませんでした。人が多くない江府町のような距離感、奥大山が見える距離感が好きです。小学校のころから、勉強するのが苦手でした。九九が覚えられない。文章が組み立てられない。しかし、小学校5年生の時に始めたパソコンには集中できました。パソコンでホームページを作ったりしていました。わからないことをパソコンで調べるのが得意です。コンピュータの言語化は難しい世界ですが、Python(パイソン)、CGI、HTML言語、ワードプレスができます。

江府町で居場所を見つけました。

自分から言い出すことが苦手です。自分の気持ちの持ち方次第なのでしょうが、まわりの理解が必要です。道の駅で働いています。この町で必要とされていることはありがたいことです。定住できるといいなと考えています。

片岡薫哉さん